チエカナ

独裁者と小さな孫のチエカナのレビュー・感想・評価

独裁者と小さな孫(2014年製作の映画)
4.0
独裁者のじいちゃんと孫が反乱食らって逃走する話。

酷い事ばかり起こるので楽しい気分にはならないがとても良い作品だった

作中の節々に元大統領の功績がうかがえて
まぁ二人共、どんな殺され方をしても許されない程、罪深いのだけれども純粋な孫の姿を見ていると逃げ延びて欲しいし、国民の立場を考えると逃がしちゃいけないし…
と、苦しくなる。

現実の問題として
「どうして誰も助けてくれないの!?」
と女性が叫ぶシーンがあって
ウクライナに武力介入しない/できない
アメリカ寄りの我が国、また私自身にも
問いかけられた様に感じた

どこの誰とも言わないが、私刑後に焼かれた独裁者が国の全ての罪を擦り付けられた事実に対して一石を投じている

「やったらやり返される」
そんな言葉を思い出させる作品だった
チエカナ

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