高校生たちによるデスゲーム『生贄のジレンマ』三部作の完結編!
これまでずっと不明だったゲームの目的と勝利条件がようやく解き明かされ、大味ではあるけれど物語りのテーマとしては納得のいくメッセージ性があり、作品の長さも相まってなかなかに満足させて頂きました!
主人公に対するイライラもいつのまにか薄れ、それぞれがそれぞれなりに生きるという事と向き合っていたんだなと、三部作をかけて各キャラクター達を描いてきた意味があったように思います。
社会では常に個を優先するか全体を優先するかの選択をせまられます。
でもその選択はどちらが自分にとって好都合かというものではなく、どちらを選んでも結果的に双方の為になるという思考が重要なのかもしれません。
今まであまり出会った事のない社会的なテーマを持ったデスゲーム作品、楽しかったです!