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ラブ・アフェア 年下の彼のあのレビュー・感想・評価

ラブ・アフェア 年下の彼(2012年製作の映画)
4.7
旦那か年下の男の子か、というよりは、年下の男の子との恋をキッカケにジェーンが人生のうやむやになってた部分に向き合うような話

まずケイレブの魅力がもう、エゲツない

責任とか常識とか顔色伺いとか、そんなんを全部取っ払った軽やかさ
やのに、包容力と豊かさと深みも備えてて危なっかしさと温かさがある感じ

良しか悪しか、きちんと生きてきて、その人生にどこかで、これで良かったんか?と思ってる人が、ケイレブに出会って
この人に全部壊してもらいたい
この人と、昨日まで考えもつかんかった
未来の可能性を得たい
と思うジェーンの気持ちはかなり理解できる

ケイレブの存在は、ジェーンにとって、いかに自分が身動きの取れん状態におるか、今だけを見て夢中になれへんような重い荷物を背負ってるんかをハッキリ対比的に表すようなもんやった

見た目は勿論、チャラいというよりは取っつきやすいような軽さと、あとは単純に胸元のタトゥーがめちゃくちゃめちゃくちゃセクシーやった

大人の色気はよく聞くけど、若者故の色気やなと、危なっかしさがあんなにも魅力になるんやと、素晴らしいわ


ジェーンの感情は、女心そのもの

ケイレブは確かに色んな意味で若過ぎるけど動的に愛してくれたというか、レオナルドみたいに、当然のようにではなく、今愛してる、今愛してるって感じが伝わって、それがジェーンの心を満たしてたんやな

ただ、ジェーンはやっぱり大人で、荷物をおろして羽を伸ばしてるだけの大人で、経験の点で、若者にはなれんくて
ケイレブへの熱量も
ほんでケイレブからの熱量も
一生もんではないことに気付いてるねんな

その上でのオチがとても良かった

ただまあ、珍しいテーマではないから
マイナス0.3
あ