ウクライナ産
132分の全編手話映画。
字幕もありません。
カンヌでグランプリ
その他にも30以上の賞を獲得し
話題作であることは間違いないんですが
とっても気が滅入る…（笑）
聾唖者の寄宿舎生活が
もうどうしようもないぐらい
腐りきってるんですよ。
どこぞの刑務所より酷い。
タバコを吸うとか
お酒を飲むとかそういうレベルではなく
横行する暴力と
入り乱れる性のやりとり。
絆や青春なんてものはカケラもなし。
言葉が一切ないので
ストーリーを追うには
目しか頼れるものがない、と
ずっと集中していたんですけど
目よりも
"耳" がすごく敏感になっていました。
手話にも語気があるんだ、とか
生活の中の音ってこんなにあるんだ、とか
健聴者からしたら不自然なことも
耳が聞こえないがゆえに起こるんだ、とか。
学びはありましたし
斬新な作りなだけに
たくさんの初体験を得たのは事実。
でも
あまりにも虚しく
不快指数の高さに疲れてしまったので
率先して
誰かには勧めないなあ…（笑）
