梅雨前線

永遠に君を愛すの梅雨前線のレビュー・感想・評価

永遠に君を愛す(2009年製作の映画)
4.3
ユーモアの差し込み方が非常に上手い。河合青葉さんの独特の表情が、観客の善悪、不貞とはそもそも何を指すのか基準を曖昧にしていく。知られなかったら現実にならない、それでも言わずには前へ進めない。口付けを見なければ、前へは進めない。美大生の現実味のなさが人としての存在感の薄さに次第に繋がっていく。元カレの存在すらもだんだんと怪しくなり、「永遠に君を愛す」決断へと進むためのファクターとも感じ得る。
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