よしおスタンダード

永遠に君を愛すのよしおスタンダードのレビュー・感想・評価

永遠に君を愛す(2009年製作の映画)
3.7
No.3918

ちょっとずつ違和感を増す、キャラクターたちの立ち居振る舞い、関係性、セリフ、間(ま)・・・。

「なんだこれ、濱口監督って、もっと独特で、かつ冷徹なリアリストじゃなかったのか!? これじゃ茶番じゃないか!!」

・・・そうか、これ、茶番でコメディーなんだ!! 濱口監督が茶番を撮るとこうなるのか!!、ってことに気づくと、もうそっからはおもしろくてたまらない。

まったく何者なのかもわからない「エリカ」の存在。

新婦の「告白」から始まる、両家交えてのドタバタなんか、完全に「映画」じゃなくて「舞台」になってるw

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ひと騒動あって、式が始まってからの、新婦の弟・純くんの「冷た~い眼差し」がおもしろすぎるw。

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あと、なぜかこの作品中の男性陣って、みんな「脱ぐ」んだよね。

新婦の元彼はヌードモデルだから全裸になるし、

新郎も、自宅を出る時慌てて着替える。

途中から出てくるバンドメンバーたちも、式場に着くとやっぱり一瞬だけど、下着姿になる。

これ多分なにか意味があるんだろうけど、考察中。