No.3918
ちょっとずつ違和感を増す、キャラクターたちの立ち居振る舞い、関係性、セリフ、間(ま)・・・。
「なんだこれ、濱口監督って、もっと独特で、かつ冷徹なリアリストじゃなかったのか!? これじゃ茶番じゃないか!!」
・・・そうか、これ、茶番でコメディーなんだ!! 濱口監督が茶番を撮るとこうなるのか!!、ってことに気づくと、もうそっからはおもしろくてたまらない。
まったく何者なのかもわからない「エリカ」の存在。
新婦の「告白」から始まる、両家交えてのドタバタなんか、完全に「映画」じゃなくて「舞台」になってるw
========================
ひと騒動あって、式が始まってからの、新婦の弟・純くんの「冷た~い眼差し」がおもしろすぎるw。
====================
あと、なぜかこの作品中の男性陣って、みんな「脱ぐ」んだよね。
新婦の元彼はヌードモデルだから全裸になるし、
新郎も、自宅を出る時慌てて着替える。
途中から出てくるバンドメンバーたちも、式場に着くとやっぱり一瞬だけど、下着姿になる。
これ多分なにか意味があるんだろうけど、考察中。