みおこし

ラビリンス/魔王の迷宮のみおこしのレビュー・感想・評価

ラビリンス/魔王の迷宮(1986年製作の映画)
3.3
何とも摩訶不思議な作品でした...。デヴィッド・ボウイが手がけた楽曲を使ったミュージカル!もちろんご本人も登場するんですが、若き日のジェニファー・コネリーが主役なのもツボ!!The 80'sという感じの作品でした。
製作総指揮がジョージ・ルーカス、監督がジム・ヘンソン(セサミ・ストリートやマペットの生みの親)ということで豪華絢爛な大型エンタテインメント作品となってます。

空想が大好きな少女サラは、愛読書の『ラビリンス』に登場するおまじないをひょんなことから弟のトビーに唱えてしまう。たちまちゴブリンの魔王ジャレスはそのおまじないを聞き入れ、トビーはゴブリンたちに連れ去られてしまう。トビーを取り戻すためには、迷宮を13時間以内に脱出するという試練を達成しなければならず...。

もちろんCGが普及した今の時代からすれば若干ちゃっちく見えるアニマトロニクスの技術も、マペットの手にかかれば全く気にならず、むしろたくさん登場するゴブリンたちがみんな人形なので可愛くて可愛くて!!複雑な迷宮の構造もとにかく奥が深い!!CGがなくても、十分楽しめる「手造り感」が本作の魅力なのかなと思いました。
サラを道中手助けするホグルやルードもみんな性格が超いい子!お目目パチパチする演出はどうやって再現してるんだろう...。あの仕草に癒される!(笑)

ジェニファー・コネリーは当時まだ10代。吸い込まれるような美しさ、だんだんデヴィッド・ボウイ演じるジャレスが彼女に対して心変わりしていくのも頷けます。多分ジャレスの想像の中?で、彼女と2人でダンスするシーンがあるんですが、ジェニファーのその時のあの美しさと言ったらもう...。ボウイも本当に美男子の極みだし、一見の価値ありです。

全体のラビリンスの構造やキャラクター設定、ファンタジックな要素が詰め込まれていてきっとドラクエとかFFとか日本のRPGは本作から多少なりともアイデアを得たのではないかと勝手に憶測しています。それくらい世界観がまさにドラクエでした(笑)。石像が動いて喋るあの感じとか!
あ、ファイア・ギャング??という赤い鳥のダンスがユニークだけど気持ち悪かったです。(笑)
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