青山

ラビリンス/魔王の迷宮の青山のレビュー・感想・評価

ラビリンス/魔王の迷宮(1986年製作の映画)
3.0

世界一の美少女ジェニファー・コネリーが、連れ去られた弟を助けるため魔王デヴィッド・ボウイの城下町のラビリンスに迷い込んでしまう意味不明な映画です。

ラビリンスにいるモンスター(?)的なやつがみんなマペットで、めっちゃ可愛いんですけど、人形たちの中でジェニファーとボウイだけが人間で演技してるっていう不思議な状況に笑いました。

ジェニファー、たしかにめっちゃ美少女です。しかしこれといい「フェノミナ」といい、変な映画にばっか出てましたよね。

で、ボウイ演じる魔王がめっちゃ優しいんですよ!魔王なのに!
ボウイ氏、ジェニファーの弟を連れ去ってきて、めっちゃ可愛がって面倒見てあげてるんですよ!微笑ましいわ!ちゃんと悪いことしろよ魔王!
しかも、ジェニファーに対しても、魔王による攻撃というよりは叔父さんが姪っ子をからかうような優しさに満ちた妨害をするんですね。可愛いかよ!
あと、魔王歌う。ボウイ様の本作オリジナル曲もあったりして、このミュージカルシーンがめっちゃ豪華。子供向けの映画のはずがここだけ大人が喜ぶ感じの。サントラ欲しいけどマケプレでやや高騰してるんですよね......。うーむ。

ストーリーはラビリンスでマペットモンスターたちと仲良くなりつつ魔王の城を目指すというシンプルなものなのですが、迷路を攻略するための試練だったり、魔王やモンスターたちとの会話だったりがたまに妙に哲学的な感じになりますね。これぞファンタジーの醍醐味ではないでしょうか。
ただ、最後のシーンはあれは哲学的にはありなのか?哲学に詳しくないからよくわかりませんが。
青山

青山