あみだくじ

はじまりへの旅のあみだくじのレビュー・感想・評価

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
3.7
 家族の形を題材にしているのかな?
 主人公の父親は、子供達と自給自足と勉強と、それから自然の中で生きていける術を教えながら、山の中で暮らしていたが、子供達の母親が亡くなり、葬儀に、そして彼女の遺言を実行しに、ニューメキシコに行く。というストーリーだけど、突然、文明の中にきたら、子供、特に思春期入りたての子は、影響を受けちゃうよね。他との違いを感じるだろうし。
 取り敢えずこの作品は、父子の関係を描いていたけど、両親の出会い、どうしてそういう生活をするようになったのか、母親はいつから精神を病んでしまったのか、それを知ったらもっと色々分かったような気がする。
 父親の気持ちは分かるけど、ああいう生活をしたいのも分からないではないけど、私はもっと父親以外の他人との触れ合いが大切なような気がする。ずっとあの生活は監禁に等しいような?挙句には盗みを、食料の救済って。それはダメでしょ?作ってる人達に対して思いやりがない。だから犯罪になる。そこを教えないと。勉強や運動できても、犯罪を犯したらダメだと思う。
 色んな家族の形はあるだろうけど、親の考えを、他の人と触れ合わせないで、押し付けたらそれはもう、洗脳だと思う。
 ただ最後の母親の遺言実行は、子供達が選んでいるので、あれも多分、犯罪になるとは思うけど、ちょっと違うかなぁ、とは思う。都合がいい解釈だけど。
 それにしても子供6人て。産んで育てるの大変だっただろうな。私は無理。
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