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はじまりへの旅のkamのレビュー・感想・評価

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
3.9
現代社会の価値観、資本主義に流され続ける人々に疑問を投げかけ、家族とはなんぞやを考えさせられる作品。それでいて重すぎず、笑えるところもあるいい映画。

山の中で自給自足で生きる父子家族、母の死を知り街に出て色々なものに触れ、山での生活で育んだ価値観が揺らぐ。

極端に社会から断絶された山の中で生活とアメリカ特有のキリスト教をはじめとする社会。両極端だからこそ、比較できる。

おじいちゃんが決して悪いわけではないと思う。それは個人の価値観だから。押し付けるところだけが最悪。

ラストシーンがよい。社会を理解し、自分なりに解釈し、自分の考え方を持った上で、社会を受け入れ生きていく...そういう生き方が何より必要。