2018.9.26. 行き過ぎたワイルド系スローライフの話かと思いきや、知性の鍛錬も備わったとんでもない生活をしている。始めはオイオイだけど、資本主義への批判から心鷲掴み。
教育なんて時代が変われば価値も変わる。能力があっても社会性がないと辛い。批判的に考察できる視点を養わせながら、こき下ろす物はバッサリだけど、たとえ子どもの話でも意見は最後まで聞くよ、っていう父ちゃんの姿勢カッコいい。末っ子の飽くなき際どい質問への、動じない淡々とした分かりやすい回答最高。
子どもにとって良い生活家庭環境って何？って意味で『ギフテッド』の主人公が姪っ子に「こんなに素晴らしい子に育ってくれたんだから、自分との生活は間違いなんかじゃなかったんだ」と離れた事を謝るセリフを思い出した。
原題はCaptain Fantastic。ヴィゴモーテンセン。この人のバックグラウンドに合ってる役だと思うし、考え事しながらボーッと座っていてくれてるだけでよい。
何事もバランスが大事だから、このまま全部は絶対真似出来ないし、自分がするのはサバイバルじゃなくて結局ファッションかもしれないけど、北欧風に夏だけとか期間限定短期で都市から離れて森で暮らす、みたいな物質的には不自由・精神的には自由な生活は超理想的 with ヴィゴ氏で！
