Ryoma

はじまりへの旅のRyomaのレビュー・感想・評価

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
4.0
資本主義社会から離れ、森の中で原始的な生活を営む6人家族。生きるための術や学問は全て父親が先生となり、毎日タフな課題をこなす子供達。鹿も狩って捌ける、火もおこせる、傍らで名門6大学全てにも合格してる。生きるためには何ら困らないと思っていた子供達が、ある日母親の葬儀で街に出ると、自分たちの社会性や常識が無いことに触れていく。父親に今まで通り付いて行っていいのか、父親は現代の生活を受けさせるべきなのか、色々な葛藤の中で家族愛が垣間見れてとても良い作品だった。母親の葬儀の方法で土葬ではなく火葬をするためのシーンは驚愕だったけど、最後はかなり晴れやかな気分で終われた。家族愛も然り、現代の便利すぎる世の中に警鐘をも鳴らす作品でした。
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