つゆちゃん

はじまりへの旅のつゆちゃんのレビュー・感想・評価

はじまりへの旅(2016年製作の映画)
4.2
あるひとつの宗教についての話
宗教は現実生活の中にうまく落とし込んで利用するものであってその中で生きるものではないよね
戒律を守ることで妻が助かるとも思ってたのかな、それに子どもを巻き込むとは
子どもの前で理性を保って正しくあろうとせず、一緒に笑ったり怒ったり悩んだり泣いたりしたい
真実をタブーにするのではなく曖昧さや嘘を禁じたい
生き抜くのにほんとうに役に立つ体力と知恵を身につけさせたい
生まれ持った骨格で支えきれないほど溢れる脂肪や、危険を感じても動かない頭と脚、ワンナイトセックスとファッションブランド、すべて無意味で
でもあの自然の中で出来上がった人格は究極の不自然だった、告白のシーンはつらかった
ルールが多く閉じた家庭で育つと少なからずこういうことが起きるの知ってる、ああ
メンズだけが変化しててレディースに意見がないのがけっこう怖かった