ヴァンパイヤ映画を偏愛するわしにとって、めちゃくちゃツボだわこの映画。
キャスティングも、設定も、耽美な映像も、いい塩梅に陳腐な音楽も、ヴァンパイヤ映画として、ほぼ理想的。
姉妹のルックスなんて最適。
ストーリーの骨子も音楽のベクトルも、非の打ち所がない大傑作「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」のパクリとしてもだ。
いや、こういうのならどんどんパクれパクれ。大ウェルカム。
こっちはもっとエロよりで、もっといい意味のB級感あって、それはそれで大いに楽しめた。
不老不死。太陽に当たったら焼け死ぬ。夜に生きざるをえない青ざめた顔色の美しき暗闇の天使たち。
ワンパターンやステレオタイプと言うなかれ。このジャンルを偏愛するわしにとっては、それは"様式美"と化す。
監督はザン・カサヴェテスとな。
ひょっとしてと思い調べたら、ジョン・カサヴェテスの娘さんだと。納得。