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クリード チャンプを継ぐ男のseiitaishogunのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ロッキー1と比べるとやはり時代の流れか、現代的で扇情的な演出のカットが多く感じた(試合場面のスローモーションや主観的な回想映像が挟まったりなど)。かなり見やすいのでは。
クリードのロッキーへの優しさが沁みた。
最後にリングの上で「家族だ」というセリフがあったが、父親と会ったことのないクリードにとって、ロッキーはコーチでもあるが父親みたいな存在だったのだろう。
避けられない老いと死との闘いとクリードの闘いを重ね合わせる構図。
伝説のロッキーが弱っていく様はやはり来るものがある。(シリーズを追ってる人は尚更だろう)
一作目で若きロッキーが駆け上がったあのシーンの階段を、老ロッキーがクリードに励まされながら休み休み登っていくところが切なくも愛おしい。
ロッキー一作目と同じく、クリードも「自分自身を証明するため」に闘ったが、病気の治療をしながら共に闘ってくれた「ロッキーのため」という要素も大きかったのではないか。
「自分自身の伝説を作りなさい」亡き父チャンピオンのアポロの名前を背負いながらもタイトル戦に挑んだドニーの姿は、伝説的映画ロッキーを継承しながら「クリード」として新たに挑んだこの映画そのものにまんま置き換えられる。

若い頃のスタローンのムチムチボディと対比して、マイケル・B・ジョーダンの細マッチョなボディの綺麗なこと。あとテッサ・トンプソンがかわいい。
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