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彼は秘密の女ともだちのwantaroのレビュー・感想・評価

彼は秘密の女ともだち(2014年製作の映画)
3.5
性的マイノリティについての映画が増えて、偏見が少しずつ薄れるきっかけになっているのが喜ばしい。ゲイや性同一性障害に限らず、もっと細分化されているそうですが、身近にいなければその細かさについて考える機会すらない。

この映画の主人公は最初、女装の友人を見ただけで拒絶反応を示しているけれど、だんだんと理解を深めていく。
ここまでは普通だが、一転、彼女の中の「普通」が崩れていく様が面白い。彼女の中の何かが目覚めていく様子は見ものだ。

カテゴライズできない「性」について、あえて曖昧さを残したまま、美しい作品として出来上がっていた。

力作だと思う。
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