冬の亡霊

リターン・トゥ・アースの冬の亡霊のネタバレレビュー・内容・結末

リターン・トゥ・アース(2014年製作の映画)
1.6

このレビューはネタバレを含みます

宇宙サバイバル系SF。言うほどサバイバルしてない。
2015年公開と知ると駄作ぶりが否めない。

水不足で飲料水が貴重になり、宇宙開発は必須となった近未来。カナダのクルーが木星の衛星エウロパに淡水を発見。賞賛された翌日に自国でテロ、間髪入れず地球規模の核戦争が起き連絡が不通となる。孤立し、宇宙に取り残された4人。任期終了間近だった為、食糧の備蓄も減っていく。そんな中...。


サバイバルもパニックも極限さや絶望感がマイルド過ぎてお粗末極まりない。
時間経過が文字表示だけなので、辛さが伝わってこないし、退屈。
イベントとして問題はたくさん起きるが、こんな簡単に精神状態耗弱する奴等が宇宙開発に志願するのは完全に宇宙飛行士をナメてんだろ。
壮大に見えて、はっきり言って内輪揉め、という残念さ。
ちょいちょい挟まれる回想や出発前のドキュメンタリー調のインタビューシーンは演出として不出来。

エウロパに知的生命体がいるのか、地球はどんな状況なのか、全部謎のままの投げっぱなしエンド。
ほぼ船内のシーンで終わってしまい、今までの無駄な時間は何だったんだとしか思えない。

そもそもタイトル通り地球に帰還する事に、希望がない。

宇宙や船内の雰囲気は良かった。