近藤真弥

ハイヒールの男の近藤真弥のレビュー・感想・評価

ハイヒールの男(2014年製作の映画)
3.8
女になりたい男の哀しみを描いた秀作。暗闇の使い方や“赤と白”の強烈なコントラストなど、スタイリッシュな映像は最高です。シャープなアクション・シーンも絶品。

初めて観たときは、男が女になってはいけないという抑圧的な映画だと思ったんですが、ラストの小指の意味を知った後は、抑圧されることの哀しさを描いた映画なんだなと気づきました。韓国のジェンダー観に関する知識を入れてから観ることをオススメします。
近藤真弥

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