まず、特別SKEが嫌いな訳じゃないので誤解のないよう…
これをドキュメンタリーと呼んでいいのかすらよくわかりません。リアルな映像を見せてればドキュメンタリーだろうって考えが嫌ほど見えてしまいました。
ひたすら過去の出来事の映像を見せられ
「あのときは辛かった」
「あのときは複雑だった」
「あのときは嬉しかった」
「あのときは…」「あのときは…」
とメンバーがインタビューで簡単な感想を述べるのみ。結局メインテーマはどこにあって、なにを伝えたいのかが全く理解出来ませんでした。副題になっている「アイドルの涙」とはこれを観る限りでは、日々のレッスンが「過酷で辛い」ということのわかりやすい記号的な意味しか持たないものだと思ってしまいます。それゆえ卒業生が多いんだろうな、と勘繰ってしまいました。
石原真さんが映画監督ではないのは知ってますがこの構成で「ドキュメンタリー」の名を冠したというのは疑問符がつきますね。特に終盤の卒業生の近況報告は時間稼ぎなのかと思うほど。
AKBドキュメンタリー2作目、乃木坂ドキュメンタリーが良かったのは未来に向けての明確なテーマや問題提起がきちんと描けていた点だと思います。そもそもドキュメンタリーとはそういうものだと思うし。
高柳さんの「秋元先生!お忙しいのは百も承知ですが!」のくだりは鳥肌立ちます。めちゃくちゃカッコいい。