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GAMERA1999のSEIJISANのレビュー・感想・評価

GAMERA1999(1999年製作の映画)
2.5
レビュー1000本目はメイキング・ドキュメンタリー作品!監督は摩砂雪。総監督庵野秀明で送る「ガメラⅢ」の金子監督率いる実写班と庵野秀明総監督の盟友でもある特撮班の樋口真治監督との対立を撮る!とは言いつつも大半は特撮班の現場を撮っている。想像以上に大変な現場で驚きました。あと、ミニチュアでの特撮はハリウッドでも日本の技術には敵わないですね。ハリウッド映画のミニチュア撮影を観ていてそう思いました。オープニングから「何故3作目を作る必要があるのか?」について監督含めて「作る理由を見つけられない」ままクランクインするところは現場の雰囲気最悪でしたね。誰もが「失敗作を全力で撮らなくては!」みたいな流れでしたからね。本作の終わりがけに金子監督が「ヒットしたら次作れと言われるのは当然で、あとは逃げるにはどうしたら良いかを考えるか、どうしたら作れるかを考えるだけ」と言っていたのは印象的でした。総監督庵野秀明さんらしく、こだわりのカメラアングルと物凄い早さで切り替わる画面。そして情報過多な編集。ドキュメンタリーですが、冒頭のテロップで「22%は捏造」と白状しています(笑)だって、明らかに盟友の樋口監督を庇って、金子監督を悪者に仕立てている編集ですからね!これは未来永劫、配信や円盤化は無理じゃないかな?しかしナレーション無しで情報過多で物凄い早さで切り替わる画面で2時間オーバーの上映時間はキツかった!!疲れる作品でした。
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