Lizettte

アリスのままでのLizettteのレビュー・感想・評価

アリスのままで(2014年製作の映画)
4.5
大阪の試写会で鑑賞。若年性アルツハイマーを発症する女性が主人公という特徴的な設定でありながらも、それ以外は特に事件が起こるわけではなく、あくまでもストーリーはアリスに寄り添う形で進んでいく。そのストーリーの普遍性や鮮やかなメッセージに心を奪われた。鑑賞後一週間経つが、スピーチでのI'm not fighting. I'm struggling.と言うセリフがとても印象に残っている。また、ラストシーンがセリフや演技を含め全てが愛おしく、素晴らしい。先日亡くなった監督自身の闘病生活を投影させていると聞いてさらにこの作品の意味や意義を感じられた。
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