しみずれい

アリスのままでのしみずれいのレビュー・感想・評価

アリスのままで(2014年製作の映画)
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自己の喪失。テセウスの船的な。船が故障するたびに部品を取り替えて、最終的に全ての部品が取り替えられたとき、それは元のものと同じと言えるのかという(例えとしてはナンセンス!)。でも、人は船とは違って他人との絆や築き上げてきた名誉がある。つまり、物質を超えた何かがあると思うんですよ。それは、自己の意識が失われようとも残り続けるものなんです。
辛いけど、素晴らしい映画。