ハシオ

ボーダーラインのハシオのレビュー・感想・評価

ボーダーライン(2015年製作の映画)
3.5
本作は、2015年のアメリカ合衆国のアクションサスペンス映画。
『ブレードランナー 2049』などで知られる新鋭・ドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務める。
原題のSicarioとはスペイン語で『殺し屋』の意。

一応、エミリー・ブラントが主人公ではありますが、作戦などでは終始蚊帳の外。
物語自体も、ドキュメンタリーのように展開が素早いので、見ている間も(う~ん、これはこういうことだよな…?)と少し考えながら見てしまいました。
※あとメキシコ人名とかメキシコの地名とか馴染みがないから覚えづらい…。無知を晒しますが、「エル・パソ」ってメキシコの地名かと思ってました(笑)

…と文句を言いましたが(というかこれは映画と言うより僕自身の問題かもしれませんね)、作品に漂う緊張感、画の美しさは素晴らしい。
とくに夕暮れの中、密輸トンネルを急襲する部隊の画はカッコよすぎる。

あと個人的にビビったのは、途中エミリー・プラント扮するケイト・メイサーがバーで出会った警官・テッド(ジョン・バーンサル)とファックしようとするシーンがあるのですが、その直後に殺し合いになるという…(笑)
女性が主役でこういう展開ってあまり見たことが無かったので面白かったですね。
その後ボンヤリ~とアレハンドロ・ギリック(ベニチオ・デル・トロ)が出てくるのもサイコーだった。
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