【悪と許容のボーダーラインを考える、現実味はないが重い1本】
ボーダーライン
なんのボーダーラインなのか。
善と悪
ではなく、
悪と「許容」
なのでは。
麻薬の闇
それは、日本人の私たちが考える以上に深いものだと思います
麻薬組織の撲滅を最終目標に掲げるものの、
それを取り巻く環境に
だんだんと違和感を覚え始める展開
メキシコとアメリカのボーダーライン
そこにあるのは、
麻薬の密輸に付随した、
マフィアの力に
抗うことのできない生活
強面のお兄さんたちは、こっちを見るだけで殺されていいのか?
子供たちが遊ぶ、路地裏で銃撃戦が行われていいのか?
例え、非人道的でも
目標を達成すればそれでいいのか?
そんな、
悪と「許容」
の境がだんだんと姿を現してくる作品です
正直、感情移入はしにくいですが、
そこにある事実として受け止めることはできるはずです
ちょっと重めの「悪と許容」のテーマを見たくなった方におすすめです。