haribadr

ボーダーラインのharibadrのレビュー・感想・評価

ボーダーライン(2015年製作の映画)
4.6
主人公がよく分からないシチュエーションに巻き込まれる系の映画は、普通背景説明などがあり視聴者側では何が起きてるか分かっていることが多い。しかしこれは見てる側も終盤まで何が起こっているのか理解できない。この映画の構成の不気味さが、ケイトの表情に終始現れている不安が、麻薬戦争の現状に対するメタファーなのではないかと思う。
何か起きるのではないかという緊張感と、重低音のBGMが常に不安を煽ってくる。
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