「灼熱の魂」で度肝を抜かれヴィルヌーヴ監督作品という事でこちらの作品を鑑賞。
正統派なFBIのエミリー・ブランド。
メキシコ麻薬のボスに家族を無惨に殺された暗殺者のベネチオ・デル・トロ。
メキシコの麻薬戦争を取り仕切るCIAのジョシュ・ブローリン。
ベネチオとジョシュのおじ様ペアが何でもアリで麻薬のボスをとっ捕まえよう!
という話。簡単に言いましたがなかなか奥が深かったです。
この麻薬のボスは毎日何処かの誰かを無惨に殺しまくっているわけです。
ジョシュはもちろんCIAですから捕まえてたいわけです。ベネチオは家族の復讐の為に追っているわけです。
そこに色々事務的な事で米国の捜査官いるからエミリーなら現場経験豊富だし利用目的でメキシコへ連れて行かれる。
エミリー、ちゃんとした説明もなくただ黙って見てろ。勉強の為に連れて来たんだと....。エミリーはエミリーでFBIと今までの自分の経験やプライドがあるわけで納得いかずジョシュに食ってかかるばかり。
観ているこっちにもちゃんとした作戦や、説明などは最初のうちはポロポロとしか教えてもらえないのです。
やりたい放題のおじ様達に、エミリーはただ唖然とし、己の無力さに食いしばるばかり。確かにこの作品は「暗殺者」目線で作られていますし、私としては妻の首を切断され、娘を酸に放り投げられた暗殺者のベネチオを全力で応援しているわけです。
ですがまあ、そっちがそんなにやりたい放題で酷い事ばかりするんだからこっちもこっちでやりたい放題、規則なんてガン無視でやるから。みたいな事では秩序もクソもないのですが、「やれ!やれ!」と、何故かおじ様達を応援してしまい、情けない。笑
エミリーは決して間違ってないんです!分かってるんです!笑
だけど.....何でか終始エミリーにはイライラさせられました。
美人で、細くて、ラフな格好とかもすごい似合ってて女優さんとしては良い女性なんですが、映画の中ではイライラしたなぁ。笑 いい加減染まりなさいよ。と。笑
頼むから作戦の邪魔だけはしないでくれと!!正しいのは分かったからちょっと黙っててくれない?と。ずっと思ってた。笑
と、まぁ正義感が強いとヤンチャなおじ様達にゲンコツ食らわされる。
ストーリーとしては面白かったです。
ですがどうしてもおじ様目線で観てしまったので、エミリーにイライラして仕方なかったです。笑
だけど、ベネチオおじ様は門番の3人いっぺんにどやって殺したんだろ。笑
一瞬すぎて。笑
かっこ良すぎるおじ様俳優を1人見つけてしまった!!
続編、キャストも監督さんも変わってるけどいつか観るだろうな。