ショーゴ

ディバイナー 戦禍に光を求めてのショーゴのレビュー・感想・評価

5.0
舞台は第一次世界対戦でオーストラリアとニュージーランドが侵攻し、戦地と化したトルコ/ガリポリ。
オーストラリア人のジョシュア・コナー(ラッセル・クロウ)は最愛の息子3人を戦地に送り出す。しかし結果は敗戦。
戦死しているであろう息子達の事を思い、病んでしまった奥さんは自ら命を絶ってしまう。
残されたコナーは、奥さんの唯ひとつの願いである息子達を連れ帰るべく、トルコの地を踏む事に……。
いや~ラッセル・クロウってこんな俳優でしたっけ?
優しくも力強い瞳に誠実な演技。ちょっと好きになりそうです(^_^;)
トルコで滞在する事になるホテルの女将アイシェ(オルガ・キュリレンコ)
彼女もまたガリポリで旦那さんを喪失している被害者。しかし艶っぽくて綺麗だな~。ちょっと好きになりそうです(^_^;)
息子を探すコナーは、戦争相手であったトルコの軍人であるハーサン少佐の手を借り息子を探す事になります。
幾多の戦地を戦い、数々の犠牲を見てきた彼もまた、また被害者です。
そもそもハッピーエンドがあり得ないこの映画の結末ですが、心の中に凝りを残さない、前を向かせてくれる終わり方になっていると思います。
事実に基づいた話しとされている本作が果たして何処まで真実に迫っているか分かりませんが、戦争の悲惨さと人間の業をすべからく感じました。
監督と主演を務めたラッセル・クロウ、この作品に感動です😭
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