きぬきぬ

グレイテスト・ショーマンのきぬきぬのレビュー・感想・評価

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)
4.0
これは本当に堂々たる素敵なミュージカル映画!
差別や偏見の中で隠れるように生きて来た人々が、貧しさから成り上がろうとする男が立ち上げるショウにユニークな個性として雇われ、今まで向けられて来た好奇心の目を感動の喝采と歓びに変える楽曲とその歌詞とパワフルな群舞の素晴らしさ!
まさに様々な個性ある人々の祝祭であり、素敵で華やかで、歌も音楽も高揚感に溢れ胸を打ってくる!
ショーマンとなるバーナムの貧しい少年時代から青年への、歌と音楽と共に流れるような無駄の無い描写も見事!ミュージカルとして絶好のタイミングで心の歌声と躍動感あるダンスが繰り広げられ、美しく見応えある!
予告編ですでに胸掴まれていた音楽とダンスは冒頭すぐ出て来るけど、本編にもまだまだ素晴らしい場面だらけで、貧しい生活のアパートの屋上でバーナムと妻と娘との幻想的な場面とか、ザック・エフロンのカーライルとゼンデイヤのアンが世間の目という障害の中で愛の想いを歌うせつない場面も素敵過ぎて泣いた。
バーでの場面どっちも最高!
上流階級に生まれ身分違いの恋でも、夫が手にしている幸せに気づかずさらに欲を欲してブレても、愛し見守り続ける妻のミシェル・ウイリアムズや娘たちも素敵で可愛いし、キラキラと宝石のようなミュージカルシーンが散りばめられてる!
ヒュー・ジャックマンの貧しい育ちのバーナムは自身の野望や欲もあるけど、彼のショウに出ることで隠れることをやめ自尊心を抱くことが出来たアーティストたちが強く優しい。人々を楽しませ喜ばせるサーカスが、家族となった仲間たちがこれまた素敵なのだ!

ブランコ乗りのアンのゼンディヤ可愛くて美しくて、そりゃあ上流階級育ちでも自分の生きる場所を模索してる青年ザック・エフロンも一目で恋に落ちるのわかるわー!
きぬきぬ

きぬきぬ