りょーた

グレイテスト・ショーマンのりょーたのレビュー・感想・評価

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)
5.0
This is the greatest show!!
映画としてはイマイチな作品な気がするけど、めちゃくちゃ良かった。はちゃめちゃに良かった。ミュージカルパートの度に泣いてしまって映画どころじゃない。オープニングから号泣。

グレイテストショーマン、2回目を観た。
1回目はミュージカルパートの迫力で泣いて終わったから、今日は少し考えながら観た。
映画中ではサーカスって言ってるけど、実際は有名な見世物小屋だったらしい。巨人症、小人症、アザラシ肢症、増毛症、シャム双生児、アルビノ、黒人みたいな差別を受けてた人達(フリークス)を見世物にしてお金を稼ぐ。すごく嫌な印象を受ける。しかも、虐待みたいなこともしてたみたい。
でも見世物小屋は、フリークス達がお金を稼ぐ方法として確立してたみたいで、人気もあったらしい。そういう時代なんだろう。
予告を観た時のこの映画のイメージは、バーナムがフリークス達を表に出させるためにショーを開くことで、差別をなくす話なのかなぁって思ってた。
そこで時代を抜きにして思ったんだけど、差別をなくす話だと思ってたってのは、俺が差別的な目で見ちゃってるからなんだろうなって。アルビノ、黒人に関してはそうは思わないけど、所謂身体障害者の人達のことは健常者と同じようには見てないなって。
映画の中で、フリークス達は周り(親とか)に言われて隠れてたって言うんだよね。お前を愛してくれる人はいないから外に出るなって。彼らは自分たちが周りと違うことはもちろん分かってて、それでもこれが私だ、何も恥ずかしいことじゃないって思ってた。居場所がなかったけど、ショーに参加することで自分たちにも居場所があることがわかったって。
障害者は障害があるけど、生活しづらいのは障害があるからじゃなくて俺らの目が違うからなんだろうなって思った。
りょーた

りょーた