サントラ聴き込みいざ鑑賞。
20世紀フォックスのロゴが出てる段階から”The Greatest Show”で惹きつけてくる。
話はビビるくらいトントン描写に進む。映画が105分なのに対してサントラの曲ダンスシーンだけでおおよそ40分近く占めているので誰もが展開が早いと感じるはず。
実在の人物をモデルにするなら人格の掘り下げ、生き様描写が足りないと感じた。下手にハッピーに丸く収めようとしたもんだから、PTバーナムって結局どんな人だったのかがイマイチ掴めない。もっと自己中で劇団員や家族から嫌われてたんじゃないかとか疑う。
フィリップカーライルの方が分かりやすくて魅力的だったよね。
また、歌えば、物事すべてが解決するミュージカル映画の浅いところがチラホラ見受けられた笑笑
映画として評価するなら優れてるわけではないけど、スタートでコケても、興行ランキングでジワジワ残り続けて1億ドルを超えたように何か得体の知れないミュージカルパワーを感じる。
サントラに収録されてる曲は良曲ばかりで印象に残るものが多く素晴らしい。”This is Me “ってそういう意味の曲だったんだと軽く感心。
ララランドとよく比較されてたが全然別物だと思うし、あっちはミュージカルが大人の恋愛映画と上手くマッチしたことが評価されてるのに対して、こっちはインパクトのある曲とダンスでパワフルに魅せる普段映画を見ない層でも楽しめるシンプルなハッピー映画。
挙げれば映画的欠陥なんていくらでも見つかるけど、批判をしたくなくなるくらい楽しかったと思える不思議なミュージカルダンス映画だった。
個人的なお気に入り曲トップ3は
①Rewrite The Stars
②This is Me
③Never Enough
