愛

グレイテスト・ショーマンの愛のレビュー・感想・評価

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)
4.2
「最も崇高な芸術とは人を幸せにすることだ」彼が言うところの、まさにそんな作品でした。

なかなかに大味だし勢いでどんどん進んで行く繊細さに欠けたストーリーが劇中でのサーカスへの批評家の意見と同様に本物の芸術ではないと感じてしまうし、好みの別れるところだと思う。

だけど圧倒的なミュージカルの力に魅せられ抗えないこの多幸感はやっぱり素晴らしい物で、これもまた芸術と呼ぶに値するなぁって妙に納得しちゃいました。

どの楽曲も素晴らしくて、特にThis is meが最高にパワフルで、その力強いメッセージに胸熱です。

ヒュー・ジャックマンはやっぱり流石のパフォーマンスだし、ザックとあの彼女との空中遊戯しながらのミュージカルも圧巻でした。

ブロークバックマウンテン、ブルーバレンタイン、マンチェスター・バイ・ザ・シー、などなどで打ちのめされる不幸なミシェルばっかりを観てたので、久しぶりに幸せそう&歌にダンスも披露してくれるミシェルが見られてめっちゃ嬉しかったです。

ただ、最後のザックのダンスパフォーマンスがいまいちでちょっといただけなかったのが残念。
ヒュー・ジャックマンにビシッと締めてもらいたかったなぁー。
愛