ヒュー・ジャックマンがまたミュージカルをやると聞いて「こいつァ見に行かにゃならん」と見に行ってきた。
見に行く前から公式の楽曲のビデオを見ていて「あー、曲は好きだぞ、でも物語の時代から考えるとえらくポップスっぽいな」なんて思ってたけど、本編見てたら割とどうでも良くなった。
正直なことを言うと、実際のバーナムの商売の仕方から受けるちょっとダークな印象を期待していたりする自分もいたが、本編は王道のサクセスストーリーであり、先の展開はえらく簡単に読めてしまう。ストーリーが退屈だと言う人々が一定数いるのも納得しようというものだ。
しかし、ここまで王道のストーリーを見せられるとなんというかやはり小気味良いものを感じる。王道は皆に受け入れられるからこそ王道なのだと再認識させられたような気がする。
わかりやすいストーリー展開、ポップで盛り上がりもしっかりしてる楽曲、サーカスが舞台だけあってレベルの高いパフォーマンス、思わず終盤の2曲は体が動き出してしまうほどにはこの映画に引き込まれていた。
そこまで深いなーとか余韻が残るようなものではないかもしれないが、エンターテインメントとして、やはり気持ちよく、安心して見れる素晴らしい1本だったと思う。
ちなみに劇中ではパブのマスターが一番お気に入り。スっと酒を出してくれたり迅速にお掃除してくれたり非常に気が利くいい人だった。