外面

グレイテスト・ショーマンの外面のネタバレレビュー・内容・結末

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

映画館で見て感動して
DVDまで借りたから、2回目の鑑賞。
これ見てからミュージカルにハマったし、映画も興味出てきたので大切な作品。

なんていっても曲が神。全曲が素敵だった。何かに今すぐ挑戦したくなるし背中を押してくれる。


日本語字幕が良い。田中泰子さん神。
「奇跡の稲妻を瓶に詰めて」って
天才すぎん?
私は英語が死ぬほど苦手だけど、洋楽素敵かもと気付けた。どういう英文を見てこの訳を書いてるのか純粋に気になり始めた。
英語との距離縮めてくれてほんと感謝。
映像もダンスも歌も歌詞も気迫が伝わってきて心を動かされるってこれだなと思ったりした。
映画一回見た時はサーカス結成くらいが山でそこからグダってる?とも感じたけど、
改めて見ると通して最高だった。
どこの場面も大事。
アンのアカペラのとこ最強だったね。。
子供のキレキレダンスとバーテンダーの
良いアシストも大好き。笑

映像はディズニーっぽかった。
女の子の服が外国っぽい袖のフリフリ襟のフリフリスカートのひらひらでとても可愛い。やっぱテイスト的に好みなんだなぁ。
娘達のおそろい感の可愛すぎた。。
影の使い方やはり凄い。
ライトとか太陽の明るさを使うんじゃなくて、それによって発生する影で表現してるとこ多いのが最高。

物語も、いい所を短時間で凝縮してて分かりやすいし面白い。ダラダラしてないから中だるみもないまま終わりまで見れた!
興味深いのは、ただのサーカス団の結成とか解体とかそういう話だけじゃないこと。

面白い人?を集めてるって所からも分かるように、サーカスしてる人以外は皆結局
サーカスしてる人のことを差別してる。
本物ではないとか無意識に馬鹿にしてる。
バーナムも最強のリーダーじゃない、
普通の人間。
ただアンチ回避と人の動かし方が上手いだけの、普通の人間。
(この2つは神的に上手い。真似したい。)
(アンチ利用して、落として上げたり…)
あと、やっぱり裕福な人が支配して何も無い人は支配者に左右されるんだな。
当たり前だけど。
人は自信がある言い切る人にリーダーを感じついて行きたくなるんだろうなってすごい思ったよ。
自虐は、その自虐をすることによって
自分にしっかり利益が還元する時のみ
するべきだな。

かき乱し役が一番かき乱されてるのも良い。結局あれもバーナムに捨てられてる訳だからね。救いもなく。あの人も苦しんだ1人なのに。それが、救われたサーカスとバーナムに選ばれた奥さんと辛い過去から幸せになったバーナムとのそれぞれの対比で、なんとも言えない辛さ。

日本にいると白人と黒人の差別感じることは無いけど、そこもしっかり描かれてる。
キラキラ輝くサーカスが表題と思わせといて、実は貧困と差別と支配者と労働者の話なんだろうなって思う。


「心の穴は大喝采でも埋められない」
「リスクなしに成功はない」
「僕の居場所?
もしここがそうなら少しもいたくない。」
「愛を欲張らないで
少しの善人の愛で充分よ。」
外面

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