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グレイテスト・ショーマンのyaaaのレビュー・感想・評価

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)
4.0
劇中の新説P.T.バーナムさんや20世紀FOXや多数のプロデューサー陣に「商売上手やな~!!」と賛辞を送るしかない。
0円からの出発で成功、欲出して焼け野原、復活の狼煙をあげて大団円と超ベタ展開はストーリーってあったかな?と思わすぐらいインパクトは無いが、観てる分にはなんのストレスもなくて気持ち良い。
第一幕の切れ目なく進行する感じは雑というよりシンプルすぎて快感さえ感じる。
マイノリティがどうのこうとか、芸術とは何ぞやみたいなことはフックでしかなくて主人公が幸せになりたいと欲望の最大級を追及するのはある意味嘘がなくて潔い。
内容的にはデヴィッド・リンチ案件やんと思うが、そもそも興業側は既存の真面目くさった「劇映画」なんか提供する気なんか無くて、歌と踊りが派手で楽しい2Dで楽しめる「ショー」を提供したかったのかな。
嘘でも観た人が笑顔になったらよい(ヒットしてナンボ)のP.T.バーナムさん自身を体現してるのが凄い。
劇中の批評家とバーナムさんの会話って意味深に思える。

ヒュー・ジャックマンさんにはトム・クルーズさんに近い年齢と反比例していくはしゃぎぶりに好感が持てる。そしてさりげないミシェル・ウィリアムズさんのおばちゃん感は安心感がある。

ロジャー・コーマン製作とかだったら最高のジョークだったのにな。
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