ヤヒト

アサシン クリードのヤヒトのレビュー・感想・評価

アサシン クリード(2016年製作の映画)
3.3
実は原作の大ファンなので、楽しみにしていた作品。人生初3D・MX4Dにて鑑賞!

初めて作品を知る人に対しては優しくない作りでした…。
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ずっと対立する二大組織
■アサシン教団……暗殺集団
■テンプル騎士団……世界掌握を目指す
→どちらが正義とかではない。

■アブスターゴ社……
多国籍大企業。実態はテンプル騎士団
→本作の現代シーン舞台。

■エデンの果実……
いわゆるお宝。太古の英知が手に入るといわれている。在処を知っているのは一部アサシンのみ。

■アニムス……
先祖の記憶を実体験できる装置。シンクロ率が悪いと身体に悪影響を及ぼす。

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あらすじ…
死刑囚カラムは死刑執行により、最後の日を迎える。ところが目を覚ますとそこはアブスターゴ社の一室。
女性博士ソフィアから「手を貸して欲しい」と言われ、彼はアニムスという装置に強制的に接続させられる。
そう、彼はアサシン教団直系にして唯一の末裔だった。
ソフィアたちは、彼の先祖の記憶を辿り「エデンの果実」の在処を探ろうとしていた…。

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作品全体の流れとしては贔屓目に見ても微妙ですね。
上記のような物語のバックボーンの説明がないし…。
ゲームをご存知ない方だと厳しいご意見になると思います。

アクションシーンは◎。原作のモーションそっくりな部分は大興奮!
もっともっと観たかった…。

終わり方は続編ありきっぽいですが、完結性にも取れる。
この評価で続編作ってもらえるのかと疑問に思いますが…あれば観たい♪




以下はネタバレかもしれませんのであしからず。

微妙だったダメ出し理由の1つは、
先祖の記憶へダイブするシーン割合が少な過ぎる。

ゲームだと「過去:現代=8:2」くらいなのが、本作は真逆の「2:8」ぐらい。
地味なシーンが目立ち、ゲームでは本質となったアクション部分は限られる。

そして圧倒的説明不足。理解されにくい。


■果実とは何?なぜ探す?
…英知が詰まっている。その知恵を駆使して世界掌握したいのがテンプル騎士団。

■隠した時の記憶だけ見ればよくないか?
…仰る通り。この説明されてません。
原作だと先祖の人生を順番に辿って行かないと、明瞭にシンクロ出来ない。

幼少期以来会ったことがない親戚に、大人になってからいきなり馴れ馴れしくやって来て、助けて!って言われても困りますよね?
そんな感じです。笑


■患者みたいな人たちはなに?
捕まった現代のアサシン教団員。
アニムスに自ら向かう主人公=敵に情報を差し出す→教団の掟に背く→裏切り者!と思われる

だから皆、自らの意思ではシンクロしない。そして同調率が低いので廃人となってしまう。




勿論、良い部分もあります!

期待していたアクション。
心の中で「ウォー!!」って……もうMX4Dで震えてるのか、興奮で震えてるのか分からない。
たぶんMX4D。

その再現度は確かなもの。
敵の倒し方、数々の武器、駆け回る当時の街並み、民家の構造なども原作に寄せてました。

そして作品の代名詞!
高台からのイーグルダイブ!気持ちいい!


個人的には点数以上には楽しめた作品でした。
マリオン・コティヤールがクールビューティ😊
ヤヒト

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