アリョーシャ

アサシン クリードのアリョーシャのレビュー・感想・評価

アサシン クリード(2016年製作の映画)
2.9
ルネサンス期のスペインが舞台になると聞きつけて。
期待通り、石造りの建物が密集する街並み、そこで繰り広げられるアクションは見応えたっぷり!
4DXで観たので臨場感も最高、ただ路地を走るようなアクションではなく、バルコニーや細い回廊を跳んだり走ったりするのでワクワクした!
あのあたりの時代が舞台だけど、イスラム教勢力をキリスト教側がなぎ倒す、みたいな話ではないのも良かった。

ただ、原作ゲームのストーリーとの兼ね合いもあるのかもしれないが、人間ドラマは薄め。キャラクターの感情や求めている物がいまいち伝わらないので感情移入できず、出来事だけが進んでいく。
むしろドラマ部分はもっと削ぎ落として、アクションに徹したものが観たいかも。

あと個人的に気になったのが、過去退行中のアクションシーンで現実世界での映像を差し挟むこと。最初の過去退行シーンでは状況説明のため必要だとしても、それ以降は無い方が良い気がする。没入感が削がれるので。
それから、高いところから飛び降りるシーンが度々出てくるのだが、あまり主観映像にならないのが残念。飛び降りる前に、下の景色が写って、来るぞ来るぞと思うのに、そこから引きの画になったり、主人公を見上げるアングルになったり。せっかく3Dで作ってるのだから、そこは飛び降りるスリルを味合わせてほしい!!
アリョーシャ

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