水辺の君に

ネオン・デーモンの水辺の君にのレビュー・感想・評価

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)
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やっと鑑賞。期待した分ハードル上げすぎたのか、レフン作にしてはインパクト弱い方ですね。でもあの色彩感やカット割り、世界観は通常運行。
天然の美に対しては誰も抗えないっていう。周りは魅了されるし、自分のコンプレックスあぶり出され再認識させられるし、当の本人すらも無自覚さの内はまだ純粋さもあるけど自覚すると尊大になるのは当然だけど、それすらも天然の美=真の美の前ではただただひれ伏すしかなくて。その中で抗えないのに抗うためには嫉妬や憎しみを持って抵抗するしかないのが人間的なおいうか。本当のネオンデーモンは誰でもない、特殊な世界観(今回はモデル業界)の中でそれを許容させる圧力とそこで生きる人間全員ですよね。
個人的にはオンリーゴッドよりわかりやすいのでもっともっと過激でロマンティックで幻想的な賛否激しすぎる作品が観たいです。
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