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ネオン・デーモンのmのレビュー・感想・評価

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)
4.0
モデル3人の誰が真のアーティストなのかを問われる作品。
あぁ、このサイコ感好きだぁ……。

16歳のジェシー(エル・ファニング)は、ロサンゼルスでファッション業界に飛び込み、トントン拍子に契約も決まっていた。
そんなにジェシーに、ライバル心を出し始めたモデルたち。

この作品は『ブラック・スワン』に似ていると聞いて、本当に物凄く観たかった作品。
正直ジェシーが狂っていく話だと思っていたから、ラストには拍子抜け。

でもまたそれが凄く後味が悪くて、好き。

ジジ、サラの異常なまでのジェシーへの嫉妬心。
それって理解出来る。
若くて新鮮で美しい子がポッと出てきたら、恐怖に感じると思う。

壊れそうな心のサラ。
面接でのジェシーを見る目線が本当に嫉妬心に駆られて、今にも崩れ落ちそうな感じがもろにタイプ!
鏡をぶち破る姿も痺れた。

ラスト、ジジが吐き出した物をサラが食らう。

潰される者と、逃げる者と、のぼり詰める者がきちんと描かれていて好き。

ただ、少し言えば目立った伏線などが無くてさらりとしていたのが気になるかな。
『ブラック・スワン』はそこらへんしっかりしていた。

ストーリー : ★★★☆☆
映像 : ★★★★★
設定 : ★★★☆☆
キャスト : ★★★☆☆
メッセージ性 : ☆☆☆☆☆
感情移入・共感 : ★★★☆☆

cc/無垢な夢が邪悪な毒に染まる
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