「ネオン・デーモン!」って感じです。美しい、とにかく美しいシーンの連続。
極端なズームや静止画的なシーンの繰り返しもすごく良い◎浸れる。
オープニングの音楽、フィルターが徐々に開いていくシークエンスで、もうずいずい惹き込まれる感じです。
展開やシーンが観念的で分かりにくい、という感想も目にしましたけれど、観念的であるが故に分かりやすい映画だと思いました。(テーマがすごくシンプルなので)
カットが切り替わる度に色がくるくると変わってものすごく綺麗。(でも、だからこそあからさまにカレイドスコープみたいなカットは説明的過ぎて、なくてもいい、またはちょっとでもいいかなーと感じました)
全てのシーンがうつくしいけど、個人的にはジェシー(エル・ファニング)がモーテルに帰ってきたシーン、イマジナリーラインを超えた瞬間にマゼンダからイエローに色が変わるシーンが印象的でした。
その上でちゃんと映画としてどんでん返しでエンタメもしてる、素晴らしい作品でした◎
あと、「キアヌ・リーブスみたいな顔してキアヌ・リーブスみたいな喋り方する人が端役で出てるなー」と思ったらキアヌ・リーブスで面白かったです。
こんな無駄遣いされてるキアヌある?笑