評価が低い気がしますが、普通に面白いです。
ただ、単純な設定のようで案外分かりづらい…
この映画の根底にあるのは純愛と贖罪。
硬派な主人公は老いて病んでもなお強く、8年の時を経ても愛はブレない。
繰り返しですが、結局は8年後にしていたことは、恋人探しと罪滅し。
敵役たちは老いてなお、強くなく弱いし、卑怯さもあまりない。
ヒロインを奪ったような役割の旧友の微妙なキャラにグッときます。
一見悪役ですが、主人公を傷付ける気も無く、悪い事をしたという気持ちを悪態で隠している。
客観的に考えれば成り行き上仕方なくもない。
などなどの人間ドラマを主体に見るとより面白いです。
強い敵は名も過去もない雇われ兵たちだけなのが少し盛り上がりにかけます。旧友達が老いてなお強ければもう少し感情移入するのかな…
ラスボスも、自ら的に入っていく辺り…
ともあれ、終わり方はとても好きです。
あと、最近はこうした主人公が病気を患う設定が多いですが…確かにその設定は要らないかもしれません。