普通に映画としては、楽しい、主人公格好良い。
事件を除けば綺麗な雪景色で
「世界にはこんなところで生活している人もいるんだな」なんて呑気に観ておりました。
ただ、この映画は事実に基づいたメッセージの意味合いも強く
ウインド・リバー、ネイティブ・アメリカンなどでググってみるか
池上彰さんがこの映画を解説しています。
まず、歴史的背景として、この地域に住んでいる人達は、最初から好んで生活している訳では無く、肥沃な土地に住んでいた先住民がヨーロッパ系の移民達によって強制的に追い出された先がこの不毛の地。
映画内にもそういった台詞はあるが、詳しく背景を知っておいた方が深みが出ます。
また、その広大な土地を6名の警官が管理している事も本当だそうで、行方不明女性の数はしれないのも事実。
そして、地元警察は非常に脆弱で、殺人事件のみFBIが出動するのも事実。
ヨーロッパ系人種に追い出されたアメリカ先住民。世の中は難しいです。