元傭兵のジムは八年前に大臣を暗殺した仕事で一旦雲隠れをしていたのだが、突然今になって命を狙われ始めて……
『96時間』でリーアムニーソンの
"元CIA最強オヤジ"
イメージを定着させた
ピエール・モレル監督が新たに描く
"元傭兵最近オヤジ"
映画。主演は演技派人気俳優
!!ショーン・ペン!!
豪華な顔ぶれと好みの題材に惹かれて鑑賞。
良くいえばリアル志向のハードボイルドなアクション映画。
悪くいえば淡々と進みすぎて何の展開も面白みもないアクション映画。
うーん……
前評判から覚悟はしていたものの、ここまで好きな俳優陣と題材がそろっていて面白くない映画はあるのだろうか。
原作は小説ということだが、もはや原作がつまらないんじゃないか？と疑ってしまうくらい話の展開がありきたりで普通。
登場人物達もなにをしたいのかよくわからない。
唯一面白いのはキレキレなアクション描写だが、そこまで多いわけでもなくダラダラとドラマを続けて約2時間の尺があるのも問題点。
豪華な俳優陣も無駄遣い感がモッタイナイ。
主演のショーン・ペンはかなりかっこいい！
相当鍛えこまれた筋肉が弾ける汗でキラキラと輝くのが見れるだけでもかなりヨダレもの。
更にアクションもとてもハードにこなしており、その点はやはりリーアム・ニーソンを最強に育てた(？)ピエール・モレルの手腕が光ったかなぁと。
というかそれくらいしか見所はない（笑）
彼の仲間役にハビエル・バルデム
『ノーカントリー』や『007/スカイフォール』のような怪演を期待してはいけない。
演技力が高すぎる故だとは思うが、
フツーーーのやな奴。
の役でガッカリだ。本当に普通に嫌な奴。
またアカデミー助演男優賞を最近獲得したマークライランス、『パシフィックリム』などの実力派黒人俳優イドリス・エルバなどをあたかもメインキャストのように宣伝しているが出番はほとんどないのでご注意を。
とにかくショーン・ペンのアクションと筋肉は素晴らしい！！
それ以外のシーンではご飯を食べたり、違う作業をしたりと時間をつぶして見ることを推奨する（笑）
ハードボイルドアクション好き、ショーン・ペンの筋肉が観たい方、そして最強オヤジ量産機になりつつあるピエール・モレル監督が好きな方にはオススメの作品。
