パウパウ

クラウンのパウパウのネタバレレビュー・内容・結末

クラウン(2014年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

前半はなんかあんまりといった感じ。ピエロになっていく恐怖を噛みしめるべきなんだろうけれども、なんかいまいち恐怖感を感じなかったんだよなぁ。順調にピエロになっていきまして、「ハイ、子供も食べれましたね!」という感じ。
でも後半子供を生贄にすれば助かるかもしれないって設定が出てからは、果たして夫は助かるのか否かっていう争点が生まれてそこに注目させられました。完全体?ピエロの造形もお見事✨✨✨

私が見落としてるだけかもだけれども、なんでピエロの悪魔がジャックに拘っていたのかが分からない。いじめっ子を殺したのは夫の意思だけれども、ジャックを殺そうという考えだけはそうと考えられない。かといって、子供をたくさん食える状況をみすみす見過ごしてまで、悪魔がジャックに拘る理由もないんだよなぁ。
あと、ラストのシーンメグが来るまでジャックもおじいちゃんも襲わなかったのは何故だろう?

それにしても、何というか登場人物たちの立ち回りに惜しさが感じられる。メグはおじいちゃんに電話でもっと家にはいくなと念押しすべきだっただろうし、最後まで夫についての判断を下せなかったのが、気持ちはわかるけれども、大失態だと思う。結果、関係ない子が死んでるんだしもっと早く夫については見切りをつけるべきだった。
あと、ピエロの衣装について知ってたおじいちゃんもあの映像を最初から見せるなり、何なら兄貴と連絡もっと取れよと思ってしまった。あれをほったらかし状態にするとか、何も学んでない気がする。

ホラー映画であるあるの登場人物にイライラも楽しめて、後半部分が面白かったので満足な映画でした。ただ、ジャンプスケア以外で怖いと思えるシーンが無かったのが少し残念。まあ、そこはどのホラー映画でも難しんだ労けれども。
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