監督ジョン・ヒルコートだったので映画館で見る予定がタイミング合わず、レンタル化を待ちに待った作品。
ヒルコートが監督をやっていると知らなかったら食指が伸びないB級タイトル感。ちょっとありきたりで残念な題名だがモロ原題だったのね。
汚職悪徳刑事、実は腐敗した警察組織、ロシアンマフィア、普通に麻薬売人やチンピラがいるアトランタの町に新任刑事が赴任。
初っ端から銀行強盗事件発生。このカメラワークは犯人側視点手際よく実行。主人公は犯人側か?あれれこの犯人集団実は・・・
誰が誰だか判らないが段々判ってくると急にストーリーが面白くなる。
腐敗警察に立ち向かう新米刑事のドラマは「セルピコ」等以前からあった。汚職の理由は個人的金銭欲だったりする。
この物語の悪徳刑事は悪事を働かなければならないなんらかの理由がある。マフィアに子供が人質になっていたりする。それだけでもドラマだ。
悪事を働く群像劇と普通に正義感の新任刑事のドラマが絡む。そして悪徳刑事軍団は999と言う作戦を実行に移す。浅はかな企みは思わぬ結末に・・・
主人公級の悪徳刑事と新任刑事の対比が素晴らしい。「プロポジション」的感でやはりヒルコート監督いいわ~