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春琴抄 お琴と佐助のoのレビュー・感想・評価

春琴抄 お琴と佐助(1935年製作の映画)
3.8
江戸末期が舞台だから昭和10年の制作当時としても100年近く前の古い時代を再現した作品だけど、田中絹代も高田浩吉も自然で素晴らしくて本物の春琴と佐助を見ているように錯覚する。

田中絹代「佐助、もうなんも言わんといて。いつまでもこうして、ふたりの世界で暮らそう」

終盤、音声は流れながらも春琴が畳に顔を伏せたままの固まった画面が3分ほど続く部分や、映像と音声がズレたまま進行する部分がある。これが完全版?演出?
別バージョンがあるのならぜひ観たい。
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