「開始62分の衝撃」
こんなキャッチコピー見るの何度目だろ。
「あ~はいはい。なんぼのもんか見せてもらいましょか。」
ぐらいの謎の上から目線で(感じ悪いですね)観たのですが、普通に「へー!なるほど!予想外れた!」と思いました。
でも、そこへの伏線にしたって前半の約60分はちょっとペラッペラすぎる感じはしましたけど。
だいたい2010年代に好きな映画「マグノリア」なんて言う高校生いけすかないってか、いないでしょー。
ポール・トーマス・アンダーソンって言いたいだけーみたいな
ただ夏帆のベッドシーンだけはやけに強いこだわりを感じました。
足の角度にりばちゃんの「えぇい、もうどうにでもなれい~!」って感じが出ててよかったですね~
あとわたす、初めて東京に来た8年前。18の冬に渋谷に降り立って、今はなきHMV(今、渋谷にあるあんな洒落オツな奴はHMVじゃねぇ)の看板見て『うわぁぁぁぁあ東京だぁぁぁあ』と思ったんだけど、この映画観たら、わりと寄り目のシーンで、『これ宮下公園のジャパンレンタカーの向かいんとこでしょ?』とか渋谷の街に詳しくなってる自分に気付かしてくれた映画でした。
まあ、結局のところ開始62分がピークだった感は否めないし、描き方も中途半端だなぁと思うところも多かったけれど、それでも2時間あっという間に感じるほどには楽しめました。