MUTUAL

ゴースト・イン・ザ・シェルのMUTUALのネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

リスペクトと「このシーンは忠実に再現したくて頑張ったんだな」というのはすごく感じるけど、見るほどに初代『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』の完璧さが際立ってしまうという内容だった。

あと劇場版ひいては押井版に限って言うと、初代と『イノセンス』においては素子さんはバトーに「優しい言葉をかけてよ」なんて言うような柔なキャラクターではない。
だから初期の草薙素子を期待するとスカヨハさんの体躯の見た目やゴーストのキャラクターにそういった違和感は感じると思う。
公開当時「これはバトーが描いた二次創作作品なのでは」とSNS界隈で騒がれていた、という話に妙に納得した。

バトーを演じているのは『ゲーム・オブ・スローンズ』でグレイジョイ家の厄介な叔父さんを演じていた俳優さんだったので、バトーの役をしてくれたことで自分の中での印象が少し良くなってありがたかった。

あと北野武さんは銃をぶっ放してるシーンだけ北野映画に出てる時と同じ殺気を帯びるので面白かった。やっぱり暴力描写と共にあることで生き生きする人なのだなと再確認した。
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