カント

ゴースト・イン・ザ・シェルのカントのレビュー・感想・評価

3.4
ズバリ!桃井かおり武双😆(笑)

▼レトロ・フューチャー。サイバーパンク。電脳ディストピア系。……ミラ(素子)は寂しかったんだよ、きっと。

▼オウレイ博士によって義体化サイバーボディーを手に入れたミラ。公安9課に配属されたミラは透明になる身体を駆使して敵に立ち向かう。
▼ハンカ社のオズモンドが電脳ハックされた。襲った芸者の電脳の中に、微かに黒幕クゼの痕跡(データ)がある。ミラは相棒バトーと共にクゼを追跡する。電脳世界の裏をかくクゼの正体とは。

▼サイバーパンクと言えば「ブレードランナー」などに代表されるレトロ・フューチャーを具現化したような世界観で、本作も、あえてバタ臭いレトロな未来を描いています。
▼原作漫画が発表された当時(1988年)士郎正宗氏の綿密精緻なハードSFに私も驚愕したものです。
▼漫画の神様、手塚氏がAKIRAを見て「大友には敵わない」と認めたように、士郎正宗のSF世界観の構築は、20世紀の日本国内の最先端で最高峰だったと思います。

▼本作では透明になって戦うミラなど、原作の世界観を再現しようとする努力が滲み出ています。残念ながら可愛い💕可愛い💕フチコマは、素子の手足とならず、敵の手駒の1つです。
▼お笑い芸人ツービートのボケ担当のヘボ役者は、どうでも良くて…桃井かおりちゃんは、さすがの存在感でした。
コマネチ!
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