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ゴースト・イン・ザ・シェルのaoiのレビュー・感想・評価

2.2
押井守版へのリスペクトは感じた。
攻殻機動隊死ぬほど好きなので、キャストとか物申したいことは抑えて、あの世界がどう実写化されるのか楽しみにしていたけど、予告で得た印象よりも作り込みが甘かった。特に街、まんまブレードランナーだなーと思ったけど、本家の続編観た後に観るとちゃちい。
挙げるとすれば、水上での光学迷彩での戦闘は良かった。
ファンがお金かけて好きな作品の実写化を実現した感じ。制作者の気合が入った見せ場のシーンは良いが、全体の一貫した作り込みが甘い。
久瀬が誘う世界がなんなのか、義体化・電脳化の普及がどの程度一般的になっているのか、世界観の肝心な部分がほぼ描写されないから、物語に重みがない。

作品への思い入れ強くて否定的になってしまったけど、映像化は今後もどんどんお金掛けてしてほしい。そして、最高のものが新たに生まれるのを楽しみに待ちたい。
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