冒頭で42歳になったデヴィッドはウォレスの訃報を聞くところから始まる。
恐れていた悲劇が彼に起こった。
米ローリングストーン紙の若手記者デヴィッド•リプスキーは音楽以外に現代文学にも興味を持っていた。彼が注目する作家デヴィッド•フォスター•ウォレスの特集記事を自身から願い出た。
彼にインタビューをするためウォレスの自宅に向かう。
デヴィッドとウォレスの会話で話は進む。
ほとんどがウォレスの家の中、車、飛行機など内容は地味かもしれない。
ウォレスの本は1000ページにもなる「Infinite Jeast」若い世代に人気がある本らしい。
しかし読むのが大変らしく、イメージとしては「頭のいい人が読む本」とされているらしい。
そういうところもウォレスの悩みの一つでもあるのか。
彼のインタビューが進むにつれ彼の暗い過去も分かり始める。
ウォレスの「自分は作家」と言う人間を恥ずかしい思うとか、色々と自身の作家としての拘りも強かった。
それらの彼の思いはナチュラルな感覚に聞こえるが、作家としての恐れとも受け止められた。
非凡な人達の悲しい結末はよく聞く。
楽しそうにデヴィッドと過ごしたウォレスだった。
しかし孤独に犬達と暮らしていたウォレスの姿や笑顔が悲しげに思える。
原題「The end of the tour」
なぜ邦題は「人生はローリングストーン」なのか???